私は、朝の寝起きが大変よい。目が覚めた瞬間から、ぱっとトップスピードに入って仕事をする。枕元にノートパソコンが置いてあり、起きるとすぐに開いてメールのチェックから仕事を始める。

あるとき、編集者と一緒にいて、どうも話が通じないと思ったら、朝に関するイメージが違うのだとわかった。「世の中には、起きてすぐには気分がアップしない、うだうだする、という人のほうが多いんですよ」と編集者。意外だったので、周囲の人に聞くと、確かにそうだと答える人ばかり。

人間は、自分にとって当たり前のことは、案外目に入らないものである。私にとって、朝起きてすぐの全速仕事は自然なことなので、それが世間ではむしろ珍しいという事実に、気づかなかったらしい。

なぜ、私は朝いきなりトップスピードに入れるのか。理由を探っていくと、どうやら前夜の眠り方に秘訣があるらしいということがわかった。以下、快眠するための2つのポイントを解説する。

ポイントその1。飲み会はあっさり切り上げる。

仕事の打ち上げや、友人たちと会食など、お酒を飲む機会が多い。そんな際、私は時間がくると、ぱっと切り上げて、さっさと帰ってしまう。もの足りなくて2次会に行く人たちもいるが、私は基本的にサヨナラである。

学生の頃などは、だらだらといつまでも飲んでいることもあったが、そのようなときは確かに翌朝がきつかった。もちろん今でも、盛り上がって、2次会、3次会となることもある。そのようなときは「例外処理」。基本は、飲み会はあっさり切り上げるのが、「快眠」のための秘訣である。