2002年にノーベル経済学賞を受けた、プリンストン大学名誉教授のダニエル・カーネマン氏の著作『ファスト&スロー』は大変興味深い。

主な論点は、脳の情報処理には速いものと遅いものがあり、これらの2つのプロセスのバランスが大切ということ。

脳の回路で言えば、速い回路の典型は、扁桃体など、情動に関わるもの。一方、大脳新皮質の情報処理は、時に論理的で緻密だが、ゆっくりとしか進まない。