女性活躍の名のもとにきらびやかに登場しては失速していく現代の女性たちが後を絶たない。「日本初」を実現した明治初期の女性たちと何が違うのか。

「女性活躍」の世で失速する女性たち

ドイツのメルケル首相やイギリスのメイ首相、そして台湾初の女性総統・蔡英文氏など、近年、世界で新しい時代を切り拓く女性リーダーの活躍が目立っている。日本でも、政界、財界、学界において、女性が活躍する例は多い。2016年の都知事選で見事に勝利を収めた小池百合子氏などは、その代表だろう。

一方で、注目を集めた女性が失速する例も枚挙にいとまがない。小池都知事も先の衆院選では惨敗。失速の原因は異なるが、豊田真由子元衆議院議員の秘書へのパワハラ問題のほか、山尾志桜里衆議院議員や今井絵理子参議院議員の不倫疑惑なども報じられた。彼女たちは、なぜこのような事態に陥ったのか。

(構成=Top Communication)