本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年6月17日レター)

――就活戦線では、大企業に就職するよりも、最初からスタートアップ企業への参加を望む若者が増えているとのことです。わが子がその道を歩むことをすすめない親世代も多いようです。もし堀さんが父親の立場だとしたら、スタートアップ企業への就職を希望するわが子にどのようなアドバイスをされますか?

【堀】率直に言います。大学を卒業してすぐにスタートアップに入るのは、私は反対です。学生時代の環境と社会に出てからの環境はまったく違いますから、最初の数年間は世の中の常識を肌で感じて学ぶことに使った方が、その後の人生のために良いと思います。世の中の常識を学んだあと、30代でスタートアップを始めたとしても、遅いことはまったくありません。卒業してすぐにあわてて始める必要はないんじゃないでしょうか。

(構成=今井道子)