本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年5月13日レター)

――日銀が17年ぶりに利上げを決めました。長い間のトンネルを抜けて、ようやく普通の金融政策に戻ることになります。これからは強い日本経済へと転換していけるのでしょうか。企業経営はどのように変わるでしょうか。堀さんの見立てを教えてください。

【堀】まず最初に基本的なことを確認しましょう。資本主義では、物価が上がり、給料が上がり、それによって消費者の購買力がつきます。購買力が高まるので、モノが売れます。モノが売れるから企業の売り上げが伸び、利益が出ます。このような斜め上方向へのスパイラルが続き経済が成長していく、というのが資本主義のシステムです。

(構成=今井道子)