本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年2月26日レター)

──ソニーグループとホンダが折半して出資する電気自動車開発企業「ソニー・ホンダモビリティ」が開発要員として500人の人材採用をスタートすると発表しました。開発スピードを加速するため、親会社からの出向に頼らず、自前で人材を増やしていくとのこと。長年にわたってホンダやソニーと関わってこられた堀さんは、日本の電気自動車の今後をどのように見ていますか?

【堀】私は1981年から、ホンダとソニーのコンサルティングを長年担当しました。ホンダは川本信彦さん(1990〜98年社長在任)、ソニーは出井伸之さん(1995〜2005年社長在任)の時代とほぼ重なっていました。

(構成=今井道子)