本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年3月18日レター)

──2022年8月、トヨタ自動車とソニー、ソフトバンク、デンソー、NEC、NTT、三菱UFJ銀行、キオクシアの8社が出資し、半導体の開発、設計、製造会社Rapidus(ラピダス)が設立されました。北海道千歳市で工場建設が進み、国内の半導体人材を中心に数百人の技術者を採用し、日本の半導体産業の復興が期待されています。堀さんは、ラピダスの将来性や課題をどのように見ていますか。

【堀】1980年代、日本の半導体メーカーは世界で50%を超えるシェアをもっていました。ところが、現在のシェアは約10%まで落ちてしまい、最先端と言われる2ナノの半導体も生産することはできません。

(構成=今井道子)