本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年3月11日レター)

──全国の私立大学のうち、入学者が定員を下回った大学が53.3%になったとのことです。定員に満たない大学は地方大学に多くあり、財源不足で閉鎖する地方大学が増えるのではないかと危惧されています。日本の成長を支える教育の領域で進みつつある危機と受け止められます。最先端の教育を見てこられた堀さんから、地方大学の経営や役割についてアドバイスをいただけないでしょうか。

【堀】最初から大胆で厳しいことを言うようですが、少子化とはいえ定員割れしてしまうような魅力のない大学は消えていくべきだし、遅かれ早かれ消えていくことになると思います。

(構成=今井道子)