本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年2月19日レター)

──2023年の株式市場大納会では歴史的な上昇を記録しました。好況の要因は、東証によるPBR改革、「バフェット効果」、日本企業によるM&Aの増加などとされています。1月22日には日経平均は3万6546円となり、1990年2月以来の高値を更新。海外投資家からの買い越しが増え、時価総額10兆円企業が15社を超えたというニュースがありました。堀さんは今後の株式市場をどのように見ていますか。

【堀】いまの株式市場は好条件が重なっているので、この好条件が続けば、どこまで上がるでしょうか。バブル期の1989年末につけた最高値3万8915円に近づきつつあります。上昇気流にのった勢いがあるので、私は史上最高値をつける可能性が高いのではないかと見ています。

(構成=今井道子)