本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2024年2月5日レター)

──堀さんは以前に、社員は社長に本当のことを言わないものなので、本当のことを探り出すために社長時代にとても苦労したとおっしゃっていました。堀さんは、どのようにして社員の本音を引き出されたのでしょうか。

【堀】いわゆる社員の「本音」には、大きく分けて二つの由来があります。一つは、社員のエゴやわがままに起因するもの。もう一つは、社員が抱いている本音を生かして会社を変えた方が、社員のためにも会社のためにも良いというものです。といっても、社員も、自身の本音がエゴによるものか、会社のために良いことなのかについて、正しく気づいているとは限りません。後者の本音が重要ですので、聞き出したいのですが、経営陣にはそれをなかなか言わないわけです。

(構成=今井道子)