本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2023年7月10日レター)
――人口が激減する中、出入国管理法を改正して移民や難民を受け入れてもよいのではないかという議論があります。現在、難民認定されるのは申請者の1%にすぎないとのこと。ドイツのように100万人の移民・難民を受け入れて、労働人口のみならず専門家人口を増やし、経済発展の一助としている国もあります。堀さんはこの問題についてどのようにお考えでしょうか。
【堀】今、移民や難民を受け入れるべきかと問われれば、表向き「NO」とは答えにくいですよね。また、日本が今のままで人口が減少し続けた場合、約50年後の2070年には、人口が9000万人を割り込んでしまう(厚生労働省調べ)という状況にあるのですから、海外からの労働力を受け入れるという議論は当然必要になるでしょう。
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(構成=今井道子)

