“ギョニソ”と親しまれる商品に

「商品のなかには、これまで定番だったオレンジ色のフィルムを採用せず、味のイメージに合ったフィルムを使用したものもあります。ロットも異なり、相応の費用も発生しますが、幅広い味とコンセプトからお客様に選んでいただけるように、工夫を凝らしました」

たとえば前述の「おはだのごちそう D-HADA」もそうだという。

「『魚肉ソーセージらしくないパッケージ』をテーマにしているので、ピンクと白のフィルムを使っているんです」

“魚肉ソーセージらしくないパッケージ”
撮影=プレジデントオンライン編集部
“魚肉ソーセージらしくないパッケージ”

商品ひとつひとつのコンセプトと届けたい消費者層を見極め、原価が多少あがったとしても広く浸透する道を選ぶ。現在、SNSを中心に“ギョニソ”の愛称で親しまれ、魚肉ソーセージを使ったレシピ動画が多くアップロードされている。“ギョニソ”が広く知られることについて、綿引さんは満面の笑みでこう話す。

「嬉しくて仕方がないの一言です。本当に魚肉ソーセージについては、2〜3時間平気で話すことができるんです。こうして商品の良さが広まっていくことを好ましく思いますし、スポットが当たることに高揚を感じます」

綿引悠太さん(現・Umios推進部 課長代理)
撮影=プレジデントオンライン編集部
綿引悠太さん(現・Umios推進部 課長代理)

陽が当たる現在地だけが輝かしいのではない。まったくの凪のときでさえ商品の可能性を諦めずに試行錯誤を続けた者たちの、人しれぬ努力が煌めいている。

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