上司の指示を聞かず、スタンドプレーを繰り返す年上部下――。「正論でぶつかってもダメ」と話す辻社長が、もっとも効果的であると考える対処法とは?(2023年3月13日レター)

年齢にかかわらず、上司の指示を無視してスタンドプレーに走る部下は組織運営に支障をきたします。上司の言うことは絶対だというつもりはありません。ただ、上司の指示に疑問があるなら、それを伝えて議論すべき。コンセンサスなく勝手に動き始めると、チームとして機能しなくなってしまいます。一方、上司も遠慮してはいけません。年上部下への配慮は、あくまでも成果が出ることが前提です。配慮した結果、チームとして成果が出なくなるなら、上司は勇気を持って言うべきことを言うべきです。

それでも年上部下が言うことを聞かなければどうすればいいのか。上司を上司と思わない部下に「俺は部長だ」と肩書を振りかざしても、おそらく効果はないと思います。肩書より、査定やフィードバックが有効ではないでしょうか。査定は報酬に影響を与えるので、部下の現実的なダメージにつながります。「このままでは評価はC。年収にも影響するかもしれない」と伝えれば、さすがに無視できません。そして、そこから挽回できるよう、支援してあげることも上司の役割です。

(構成=村上敬)