「100%の稼働率を達成した最大のホテルチェーン」として2015年のギネス世界記録に認定された東横イン。業績不振から一転しての記録達成で、黒田社長が感じた会社の強さとは――。(2024年4月8日レター)

創業から20年以上急成長を続けてきましたが、自らの開業ラッシュと不祥事に加え、リーマンショックが追い打ちをかけ、2008年~2010年は初めて業績が落ち込みました。まさにその頃、私は副社長として会社に復帰しました。やっと底を打ったように見えた2011年3月に東日本大震災が起きたときには、被害を受けた建物の修理にどれほどの費用がかかるだろうか、と再び苦境を覚悟しました。

ところが、驚いたことに、震災をきっかけにして需要が高まり、ホテル業界全体が息を吹き返していきました。当社も徐々に業績が回復し、2012年のゴールデンウィークには、244店全店の稼働率が99.4%に達しました。

(構成=今井道子)