2025年4月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。子育て・教育部門の第3位は――。
▼第1位 「頭のいい子が育つ家庭」では当たり前…普通の親は「コメの値段が高すぎる」と嘆く、では一流の親はどうする?
▼第2位 これほど「コスパのいい就職」はない…MARCHから年収1600~2000万円超の「五大商社」を狙える"3大学の名前"
▼第3位 ひろゆきが「英語の教科書に載せたほうがいい」と絶賛…ややこしい英語の時制が一目で頭に入る"バズ図解"
▼第4位 「勉強しなさい」と言うから勉強しなくなる…鬼才・落合陽一を育てた母が「代わりによくかけていた言葉」
▼第5位 「小学生が教室を掃除するなんて」世界が驚嘆…米アカデミー賞候補ドキュメンタリーが映した日本の普通の光景
※本稿は、マーク(村木幸司)『見るだけでわかる‼ 英語ピクト図鑑』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。
日本人が「英語の時制」が苦手なワケ
日本人が英語を勉強していてつまずきがちな“壁”の1つが、「時制」でしょう。英語には完了形や完了進行形など、日本語には存在しない時制がいくつもあるため、中学や高校で教わったけれど、すっきり理解できずに苦手意識を持っている人も少なくないと思います。
かくいう私も、そんな一人でした。
今でこそ英語コーチとして英語をオンラインで教えていますが、恥ずかしながら30代で英語の学び直しを始めるまで、時制のことはきちんと理解できていませんでした。大人になって英文法をいちから勉強し直して、ようやく「そういうことだったのか!」と腑に落ちたしだいです。
その後、英語コーチになってからは、オンラインで教えるかたわらX(旧ツイッター)などのSNSで英語の解説スライドを投稿するようになりました。中学レベルの基本文法を解説した投稿をしていったのですが、「時制」に関しては誰でもわかるような説明が思いつきませんでした。
そんなあるときSNSで、英語の時制を過去・現在・未来の軸と矢印を組み合わせて解説している図を見つけたんです。この図を見た私は、「これを、もっとわかりやすく伝えられないかな」と考えました。
ひろゆき氏のリポストで30万いいね!
あれこれ思案してたどり着いたのが、人型のピクトグラムでした。
ヒントになった時制の図は過去や現在の時点の表現が黒丸だったのですが、それを立っている人や動いている人のピクトにすることで、より視覚的にわかりやすくなる――。
急いでつくったスライドをXに投稿したところ、すぐに反響がありました。
「時制は苦手だったけれど、これはわかりやすい!」
「違いがよくわかった!」
といった反応をフォロワーさんたちがしてくれました。投稿したのがちょうど学校の定期テストの時期だったので、学生さんたちからも「テスト前に知っておけばよかった」「これからテストだから助かった」などのコメントをたくさんいただきました。
そして、この投稿がさらなる反響を呼んだのは、実業家のひろゆき(西村博之)さんが、「これ、役に立ち過ぎて凄い。英語の教科書に入れさせて貰った方がいい」とリポストしてくれたからです。これを機に一気に私の投稿が拡散され、なんと30万「いいね」を叩き出しました。
それまでにも英語解説のスライドを試行錯誤しながら時間をかけて作成していたのですが、正直、反響はいまいちでした。ところが、初めて作成したこの英語の時制のピクト図解は、ひろゆきさんのリポストのおかげで30万以上の「いいね」がつきました。
それ以来、英単語やフレーズなどをピクトグラムで解説した投稿に力を入れるようになり、今では多くの人に見ていただけるようになりました。


