前回、「ヒット現象の数理モデル」の肝といえる数式を紹介しました。私たちはこの数式に、ブログ書き込み件数のデータや映画の興行データ、宣伝費などのマーケティングデータを入力してシミュレーションを繰り返し、「ヒット現象の数理モデル」を使って映画の需要予測ができるという結論を導き出しました。

そして「ヒット現象の数理モデル」分析によって、どのくらい前からキャンペーンを張れば最も効果的か、あるいは映画なら公開後、商品なら発売後にどのくらい宣伝を続ければよいかも計算できるとわかってきました。数理モデルを使えば、発売直後のブログの反応からキャンペーンの内容を修正することも可能です。これらはすべてデータを使ってシミュレーションした結果であり、もとになるデータが入手できたからこそシミュレーションができたともいえます。