時代の変化とともに需要が減り、歴史に幕を下ろす老舗の温泉旅館が後を絶たない。そんななか、山形の小さな宿を売り上げ40億円超の温泉旅館グループに育てた女将たちの奮闘記を紹介する。
温泉の湯と湯桶
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山形新幹線かみのやま温泉駅から車で5分ほどのところに、「日本の宿 古窯こよう」がある。

美空ひばり、石原裕次郎、高峰秀子、斎藤茂太、瀬戸内寂聴と錚々たるスターや文化人に愛された宿だ。

奈良時代の窯跡が敷地内から見つかったことから、「古窯」と名がついた。皿に絵付けをすると、窯で焼いてくれる「らくやき」サービスをしており、館内には300枚以上もの著名人の「らくやき」が展示されている。