[中華料理]新雅
――地元の人々に愛される昭和レトロな街角ラーメン
親子3人で営む小体な店ながら、長い行列ができる。「常連さんがあまりメディアに出ないでって……」と取材は全部断っているという大将の湯本さん。今回は「一力さんの頼みじゃなぁ」と特別にご登場いただいた。
東京都文京区水道2-9-12
営業時間/11:00~14:30、17:00~21:30 日祝休
10席 カード不可 昼は禁煙
1 ニラソバ700円。たっぷりのニラと、もやし、にんじん、玉ねぎ、ねぎなどが入ったニラ炒めがどっさり載った、醤油ベースのラーメン。昼時にもなれば長い行列のできる店だが、大半の客の目当てがこれだという。「懐かしい味」がするが、どこにでもあるような味ではない。「美化された思い出の味」を体現しているようなラーメンなのだ。
2 肉野菜炒め定食。豚バラ肉、キャベツ、もやし、玉ねぎ、にんじん、ニラなどがどっさり。ご飯も大きめの飯碗にてんこもり。おしんこ、スープが付いて850円。
3 山本さんお気に入りの餃子500円。餡はキャベツをメーンに、豚ひき肉とニラ、にんにく、しょうが。外はカリッと中はジューシーという、理想の餃子そのものだ。ビールが欲しくなること必至。
4 この店から近くはないところに住む山本さんが、これを食べるためにはるばる通ってくるというソース焼きソバ500円。具はキャベツだけ。ソースの焦げる匂いが食欲をそそる。
(文・構成/秋本 宏 撮影/kuma*)