なぜ日本人は減塩が大好きなのか

「塩分を減らせば血圧は下がる」。長い間、日本ではこれが定説になっていました。ところが、最近の海外の研究で、「減塩には大して血圧を抑える効果がない」ことがわかっています。

これはアメリカの研究者による調査研究で明らかになったことです。高血圧の人を3つのグループに分け、一定期間、Aグループには「減塩」をしてもらう、Bグループには「減量」をしてもらう、Cグループには軽い「運動」をしてもらう、といった実験をしたところ、どのグループの結果も大して変わりがなかったのです。

しかもA「減塩」は、塩分を通常の半分程度にするという過酷なものでしたが、B「減量」は4キロの減量、C「運動」は軽いものでした。この結果がすべてとは言いませんが、それまで言われてきたほどには減塩に血圧を抑える効果はなく、減塩より減量や運動のほうが、効率よく血圧を下げられることがわかったのです。