毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、10月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
カンファレンスルームで会話するビジネスマン
写真=iStock.com/Robert Daly
※写真はイメージです
第1位:『後悔しない時間の使い方』(ティボ・ムリス著、弓場隆訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第2位:『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』(今井むつみ著、日経BP)
第3位:『なぜ、あの人は仕事ができるのか?』(田尻望著、すばる舎)
第4位:『休養学』(片野秀樹著、東洋経済新報社)
第5位:『「考えなくていいこと」リスト』(井上智介著、三笠書房)
第6位:『人事ガチャの秘密』(藤井薫著、中央公論新社)
第7位:『上機嫌のつくりかた』(植西聰著、自由国民社)
第8位:『はかどる技術』(鈴木邦成著、フォレスト出版)
第9位:『「考えすぎて言葉が出ない」がなくなる』(齋藤孝著、サンマーク出版)
第10位:『あなた次第でこの世界は素晴らしい場所になる』(ひすいこたろう著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
第11位:『行動経済学が勝敗を支配する』(今泉拓著、日本実業出版社)
第12位:『私はこうして勉強にハマった』(ビリギャル本人 さやか著、サンクチュアリ出版)
第13位:『やりたいことができる私になる自信貯金』(有川真由美著、PHP研究所)
第14位:『歪んだ幸せを求める人たち』(宮口幸治著、新潮社)
第15位:『「働き手不足1100万人」の衝撃』(古屋星斗/リクルートワークス研究所著、プレジデント社)
第16位:『東大教養学部が教える考える力の鍛え方』(宮澤正憲著、SBクリエイティブ)
第17位:『「数字のセンス」と「地頭力」がいっきに身につく 東大算数』(西岡壱誠著、東洋経済新報社)
第18位:『うまく「雑談できる人」と「できない人」の習慣』(松橋良紀著、明日香出版社)
第19位:『アート脳』(スーザン・マグサメン/アイビー・ロス著、須川綾子訳、PHP研究所)
第20位:『伝え方図鑑』(井手やすたか著、SBクリエイティブ)

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年10月の閲覧数ランキング

「つい先延ばしにしてしまう」8つの原因

今月の第1位は『後悔しない時間の使い方』でした。

ティボ・ムリス著、弓場隆訳『後悔しない時間の使い方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ティボ・ムリス著、弓場隆訳『後悔しない時間の使い方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

本書には、書名の通り、後悔しない時間の使い方を実現するための教えが詰まっています。もしあなたが、時間の使い方を悔やみがちなタイプなら、本書が心を入れ替えるきっかけになるかもしれません。

特にドキッとさせられるのは、先延ばしについて語ったパート。著者は「今日は人生で常に最も重要な日である。先延ばしとは、その現実を無視して、『明日やればいい』という幻想を抱くことだ」と語りつつ、私たちがつい先延ばしをしてしまう理由を8つにまとめています。

(1)目標が明確ではないから
(2)現状に対する認識が不十分だから
(3)集中力が乏しいから
(4)自己不全感にさいなまれているから
(5)切迫感がないから
(6)効果的なルーティンがないから
(7)注意をそらす要因があるから
(8)やることがいっぱいで身動きがとれないから

あなたの先延ばしの原因になっているものはどれですか? 当てはまるものを特定できたら、先延ばしを減らせるかもしれません。

また、1日1日を大切にするための習慣として、以下の4つが提案されています。

(1)今日に感謝すること
(2)1日の計画を立てること
(3)自分の義務を果たすこと
(4)ゆったりとした時間を過ごすこと

さて、後悔しない時間の使い方を実現するために、あなたはまずどの習慣を取り入れますか。