毎年、新たに発売されるビジネス書は約6000冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、2024年にアクセス数の多かったベスト20冊と特に人気を集めた著者ベスト10を、同サービスの編集部が紹介する――。
積まれる硬貨と木の芽、豚の貯金箱
写真=iStock.com/Apichat Noipang
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要約サービス「2024年のビジネス書」ベスト20

第1位:『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』[山口貴大(ライオン兄さん)著、KADOKAWA]
第2位:『「説明が上手い人」がやっていることを1冊にまとめてみた』(ハック大学 ぺそ著、アスコム)
第3位:『無くせる会社のムダ作業100個まとめてみた』(元山文菜著、クロスメディア・パブリッシング)
第4位:『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(三宅香帆著、集英社)
第5位:『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉著、ダイヤモンド社)
第6位:『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(針貝有佳著、PHP研究所)
第7位:『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』(中野信子著、サンマーク出版)
第8位:『きみのお金は誰のため』(田内学著、東洋経済新報社)
第9位:『ユニクロ』(杉本貴司著、日本経済新聞出版)
第10位:『本当の自由を手に入れる お金の大学』(両@リベ大学長著、朝日新聞出版)
第11位:『完訳 7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著、フランクリンコヴィージャパン訳、キングベアー出版)
第12位:『なぜ「若手を育てる」のは今、こんなに難しいのか』(古屋星斗著、日本経済新聞出版)
第13位:『罰ゲーム化する管理職』(小林祐児著、集英社インターナショナル)
第14位:『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』(有川真由美著、PHP研究所)
第15位:『賢い人のとにかく伝わる説明100式』(深谷百合子著、かんき出版)
第16位:『職場を腐らせる人たち』(片田珠美著、講談社)
第17位:『聞き方の一流、二流、三流』(松橋良紀著、明日香出版社)
第18位:『脳をしっかり休ませる方法』(茂木健一郎著、三笠書房)
第19位:『やることを8割減らすダンドリ術』(飯田剛弘著、大和書房)
第20位:『このプリン、いま食べるか? ガマンするか?』(柿内尚文著、飛鳥新社)

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年の閲覧数ランキング

新NISAを完全攻略できれば資産1億円も夢ではない

2024年の第1位に輝いたのは、『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』。2024年の上半期ランキングでも第1位を獲得しており、1年を通してflierユーザーから厚い支持を受けたことがわかります。

山口貴大(ライオン兄さん)『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)
山口貴大(ライオン兄さん)『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)

著者は、金融・起業のマネースクールの代表を務め、SNSでは「ライオン兄さん」として多くのファンを抱える山口貴大さん。

山口さんは本書で「新NISAをするかしないかであなたの人生は大きく変わります!」と断言しています。その理由は、新NISAを“完全攻略”できれば、資産1億円も夢ではないから。

そう言われても多くの人は半信半疑で、「毎月まとまった金額を投資に回す余裕はないから、資産1億円なんて夢のまた夢」と尻込みしてしまうでしょう。ですが本書を読み、毎月5万円からでも資産1億円を目指せると知れば、考えが変わるはずです。

本書の基本戦略は、生涯にわたって非課税投資できる金額の上限である1800万円をできるだけ早く入金し、長期で複利運用して資産を大きく育てること。意外とシンプルなので、投資初心者でも理解しやすく、アクションに移しやすいのもポイントです。

年末年始の休暇中、本書をお供に、今後のライフプランをじっくり検討してみてはいかがでしょうか。