メタバースの時代にリアルにこだわる

われわれはリアルが大好きだからこそ、移動にまつわる困りごとを解決して、誰もが好きな人に会いに行ける、好きなことを体験しに行ける世の中をつくっていきます。

そしてどんなにオンラインのコミュニケーションが普及しても、やはり「リアルで会うこと」をこの世に残し続けたいと思っています。

実は、メタ(旧・フェイスブック)の創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏は私と同じ1984年生まれです。2021年10月に、会社名をフェイスブックからメタに変更し、今後はメタバース(仮想現実)に投資していくと表明しています。

金谷元気、akippa『番狂わせの起業法』(かんき出版)
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メタバースの技術が進んで仮想現実の世界が充実すればするほど、移動して実際に会う機会は大幅に減ってしまうと、バーチャルの専門家は話しています。わざわざ出かけていかなくても、オンラインでつなげば相手が「目の前」に現れて、いずれは触覚や嗅覚すら再現できるかもしれません。

それはそれで便利で価値があることだと思います。たとえばお父さんが海外出張で地球の裏側にいるけど、オンラインでつなげばすぐ顔を見ることができるというのは素敵なことです。しかしやはりリアルで会うということは、非効率だけれどとても大切なことだと私は思います。

リアルで会うことを残すのはザッカーバーグ氏と同じ年に生まれた自分の使命だとまで思っています。

何より、私はリアルが大好きだから。

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