東日本大震災の犠牲者の遺体が、取り違えられたまま別の遺族に引き渡されていたとの報道が11月に相次いだ。各県警が発表している人数は、現時点で岩手県8名、宮城県1名、福島県4名。発災直後は、遺族から「身内に間違いない」という申し出があった際に、身体的特徴や持ち物などから判断、そのまま引き渡していたケースが少なくなかったためだ。
しかし、避難中に他人のカバンを掴んだまま津波にのまれたり、この日に限って友人の体操服を借りていたという例もある。遺体の返還を急ぐあまり、取り違えのリスクは相当高くなっていたようだ。
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