※本稿は、佐藤孝幸『仕事と勉強を両立させる時間術』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
気分に任せず生活パターンを作る
人間、誰だってその日の体調やテンションがあります。ですが、私の経験上、その日の気分によってやることを変えるなど邪道です。そのためシステマチックな行動パターンを作ってしまいます。
私の場合、とにかく生活リズムを設定しました。問答無用に体を慣れさせ、そのパターンで動かないと「何だか気持ちが悪いなぁ」というレベルまでもっていきます。
例として私がアメリカにいた頃の生活リズムを紹介します。
当時、私は夜9時に就寝、5時に起床という生活を送っていました。
まず朝5時に起き、熱めのシャワーを浴びます。42~43℃くらいのシャワーです。多少眠くとも、これで強制的に目を覚ますことができます。頭と体をすっきりさせたらさっさと支度をして家を出ます。電車に乗り、テキストなどを読みながら勉強をスタート。
30分後、電車をおりたら会社近くのコーヒーショップに入って再び勉強です。会社には9時頃行くので、それまで3時間くらい集中します。そして時間になったらトールサイズの「モカ」を買って出社し、朝ごはん代わりに飲みながら仕事をします。
昼は軽食を買い、仕事をしながら食事。そのままノンストップで働き、6時に帰れるようにします。オフィスを出たら、朝と同じく電車の中で勉強。
帰宅し、食事をして勉強や運動など好きなことをして過ごします。で、9時になったら寝てしまうという生活です。基本的にこのパターンは今も変わらず、寝るのを10時くらいにしているのと、朝食はモカからココアになったというくらいのものです。
資格勉強をしていないときは本を読んだりして、好きな時間に充てています。
要は、それぞれの時間帯でスイッチを作ることが重要になります。私の場合、朝起きて「熱いシャワーを浴びる」→「ココアを飲む」というのがある種のスイッチになっていて、あとはもう自動的に体が動きます。