人から信頼を得るにはどうすればいいか。コロンビア大学教授のトマス・チャモロ=プリミュージク氏は「たいていの人は普段、自分のことばかり考えている。だからこそ自分の話をせず、人の話に興味があるふりをするだけで相手から信頼を得ることができる」という――。

※本稿は、トマス・チャモロ=プリミュージク『「自信がない」という価値』(河出書房新社)の一部を再編集したものです。

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自分が何をどう感じるか、興味があるのは自分だけ

自分が何を考え、どう感じているかについて、他の人も関心を持っていてくれたら嬉しいものだ。まるでリアリティ番組の登場人物のような気分になれる。だからこそ、あんなにたくさんの人が、ツイッター(現X)でつぶやいたりフェイスブックに投稿したりすることに多大な時間を費やしているのだろう。また、私たちは、自分以外の人も自分の感情や思考に同調してくれると思っている。自分が怒っているときは、他の人も怒って当然だと考える。

何かを確信しているときは、他の人も同じように確信していて、自分に同意してくれるものと考える。そして思い通りにならないと、その相手と口論することになる。

しかし現実は、あなたの考えや気持ちを本当に気にかけているのは、あなた自身しかいない。冷たいことを言うと思うかもしれないが、これは受け入れなければならない事実だ。実際、自分に興味があるのは自分だけだとわかっていたほうが、人付き合いにおいて大きな利点になる。なぜなら、いつでも「自分、自分」にならずにすむからだ。