動機を明確にする

そして、2つ目は、「なぜそこに入りたいのか?」という動機を明確にするということです。

それについて、僕が18歳の頃、非常に狭き門として有名だった人気喫茶店へ面接を申し込んだときの話をします。

そのお店は、最先端の流行を取り入れた非常におしゃれな内装で、店内はいつも女の子であふれていました。

また、そんな雰囲気に合わせてか、働いていた店員さんはクラスで1、2位を争ってきただろうなとすぐわかるほどの美男美女。

当時の僕の見た目では、門前払いを食らう可能性が大でした。

しかし、こちらの面接もすんなり合格できました。

後になぜ僕が受かったのかを聞いたところ、面接のときに僕が話した理由が合否の鍵だったそうです。

「モテるようになりたいです」で合格

「僕はモテるようになりたいです。だけど、男子校なので、女の子と接する機会がほとんどありません。ただ、このお店はいつ来ても女の子でいっぱいです。なので、この場所で働くことができたら、女性という生き物を知ることができる。そう思って応募しました。ぜひ、ここで働きながら女性について勉強させてください」

田村淳『超コミュ力』(すばる舎)
田村淳『超コミュ力』(すばる舎)

このように思いの丈をストレートにぶつけました。すると、「お前変わってるな」と笑ってくれて「いいよ、明日から来いよ」とオーケーしてくれたわけです。

それ以降、社会人になってからも面接は百戦百勝だったわけですが、そのときに意識していたことも、「スタッカートな返事」と「動機を明確に、飾らずに、正直に伝える」ことのみです。

もし面接になかなか受からずに悩んでいる方がいたら、ぜひこれを試してみてください。

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