「コミュ力の高い人」は何が違うのか。多方面で活躍するタレント・田村淳さんは「僕が出会った『コミュ力お化け』は必ず肯定から入り、相手に気持ちよく話させるようにしていた。相手が何を求めているのかを知るのが重要」という――。

※本稿は、田村淳『超コミュ力』(すばる舎)の一部を再編集したものです。

手でバツ印を作るビジネスパーソン
写真=iStock.com/takasuu
「いやいや」「でも」「そんなこと言ったって」はNG(※写真はイメージです)

コミュ力の高い人は「いいね!」を使う

「いやいや」
「でも」
「そんなこと言ったって」

無意識でこうした否定から話を始める人は少なくありません。しかし、これではいつまで経っても相手と良い関係を築くことはできません。

コミュ力お化けは必ず肯定から入ります。

「いいね」「いいですね」、この言葉を人の話を聞くときに、合いの手として入れるのです。

コミュ力の高い人は、積極的に「いいね!」という言葉を使います。

相手が部下であれ、子どもであれ、何か意見を出してくれたときは「いいね!」で絶えず相手を肯定することを意識しています。

良いコミュニケーションは「太極拳」

良いコミュニケーションは太極拳に似ています。

どうやってその会話をポジティブなものにしていくかということを常に考え、太極拳のように相手の力(話)を利用しながら、話を広げていくのです。

その入り口が「いいね!」という言葉なのです。

誰もが心の底から欲しがっている共感や承認。これを満たすアクションで、「いいね」に続けることで、相手の心を簡単に全開にする魔法の言葉があります。

それは、田村淳式コミュニケーション「SNS」。