「上手に話すこと」は必要ない
当然、その子たちはたくさん話を聞くことができ、知識が増え、何よりも好かれます。
もし、この3語を幼い頃から習慣にすれば、もうその子は超コミュ力を手にしたことになります。
しかし現実は、この成功体験がないからこそ、社会に出たときにコミュニケーションで苦労することになってしまうのです。
多くの人が間違った思い込みをしています。
それは「コミュニケーションとは上手に話すことである」というものです。
実は人と良い関係をつくるのに、上手に話すということは、あまり必要なことではありません。しかし、多くの人がこのことに気づかず、コミュニケーションに対して、「話す」ということを重要視しすぎているのです。
「相手が何を求めているのか」を知る
相手と心を通じ合わせるために、一番はじめに大切なこと。
それは「相手が何を求めているのかを知る」ということです。
相手がどうしてほしいのかを知ることなく、ただ一方的に、いくら上手に話したとしても、それはコミュニケーションの本来の目的である「相手と心を通わせる」ということにはつながりません。
相手に心を開いてもらうための最強の方法、それが「すごい」「なるほど」「そうなんだ」、この3語を使うということなのです。
いかがでしょう? 上手に話すということに比べると、断然このほうが気楽で、しかも簡単なことだと思いませんか?
この項目でも書きましたが、残念ながら、多くの人がこのことに気づいていません。
ということは、この田村淳式SNSさえ使えれば、あなたは周りの人よりもはるかにコミュ力が高い人になるのです。
試しに明日会った人に、この3語を使ってみてください。おそらくあなたは、笑ってしまうくらい、その効果をすぐに実感することになります。