子持ち40歳からでも管理職を目指すことはできるのでしょうか。上場企業で管理職を18年継続しているいくみ@女性管理職&ブロガーさんは40歳で11年ぶりに正社員として就職、42歳で管理職になって以来、とんとん拍子で昇進。『女性管理職が悩んだ時に読む本』からそのキャリアの軌跡を紹介します――。

※本稿は、いくみ@女性管理職&ブロガー『女性管理職が悩んだ時に読む本』(日本能率協会マネジメントセンター)の一部を再編集したものです。

40歳で職探し

「どうせ仕事をするならば極めたい」「人と人を繋ぐコーディネーターの仕事が好きで、さらに上を目指していきたい」という思いが沸々と湧き上がってきました。次の仕事のアテなどありませんでしたが、思い切って退職。その頃から転職活動サポートの主流となりつつあった「転職エージェント」にいくつか登録をして正社員復帰への職探しをスタートしました。私は40歳、息子は9歳の時です。あるエージェントからはあからさまに「いくみさんにはご紹介できる案件がありません」とほぼ門前払い。子育て中40歳の転職活動とは厳しいものだと痛感させられました。ただ、結婚直前から英語の勉強をしていて息子が1歳の時受検したTOEICで750点を獲得していた私。別のエージェントに英文職歴書を提出していたら、担当のコンサルタントさんが興味を持ってくれて、なおかつ、私が直前まで経験していた「人材派遣コーディネーター」を活かせそうな求人がある……とアドバイスをもらったのです。その「求人」こそ、私が現在勤務している企業が出していたもの。

お互いに抱き合う少年と母
写真=iStock.com/takasuu
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11年ぶりの正社員復帰

当時の上司となる部長が面接してくれて、程なく内定を得た時は心底嬉しかった。29歳で最初の会社を退職した時から11年振りに正社員に復帰ができて、今度は嬉し涙が込み上げてきました。新たな勤務先は派遣会社ではありませんでしたが、たまたま派遣事業を新たに展開しようとしている部署に配属となりました。転職活動の時にエージェントが興味をもってくれた英語スキルを直接活かせる業務ではありませんでしたが、何かしら身に着けておくとそのことで注目してもらえるものだと実感。今では我が勤務先においてもグローバルのクライアントが増えつつあり、意外にもかつて学んでいた英語が役立っています。