プロ野球選手が現役引退後にお金を稼ぐにはどうすればいいのか。元千葉ロッテマリーンズの里崎智也さんは「プロ野球選手として1億円プレイヤーになるまで約9年かかったが、引退後にYouTuberとなり、約7年で再び1億円プレイヤーになれた。YouTubeで成功するには、自分のブランドを確立する必要がある」という――。(第2回)

※本稿は、里崎智也『YouTube『里崎チャンネル』はなぜ当たったのか 再び1億円プレイヤーになるまでにしたこと全部』(徳間書店)の一部を再編集したものです。

なぜ引退後に1億円稼げるようになったのか

タイトルにも掲げさせていただいた「1億円」。僕はこの数字を常に目標にしてきました。思い返せば、1998年。僕が千葉ロッテマリーンズにドラフト2位で入団したときの契約金も、1億円でした。

14年の引退時点での年俸は、1億6000万円。野球選手は会社員と違って、嘱託雇用などもありませんから、この翌年からは収入は自力で稼がなければなりません。もちろん、退職金などもありません(入団時の契約金が退職金の前払いだという人もいますけれども)。

「なんか儲かるらしいじゃないですか」

そこで、僕がプロ野球選手引退後に始めた仕事の一つが「YouTuber」でした。引退から5年後の2019年3月、『Satozaki Channel(以下、里崎チャンネル)』(※)は産声を上げました。僕はここで堂々とこう言いました。

※文中の登録者数・再生回数等は書籍発刊時点のもの

〈私がですね、これからYouTuber、最近、YouTuber流行りじゃないですか、ね。プロ野球界でもですね、高木豊さんがYouTuberになったりとかですね(注:高木豊氏のキャプチャー入る)、先輩もやってるんでですね(注:中村紀洋氏のキャプチャー入る)、それに続いていこうっていうかたちですよ。

しかもなんか、YouTuber儲かるらしいじゃないですか(注:目元どアップに)。やっぱりですね、プロ野球生活でも億稼いでたんですけど、引退してでも億稼ぐぞっていうのがですね、ま、僕のやっぱ目標なんですよね。っていうところでですね、引退してから5年目、なかなか1億円稼げないということで、今回はですね、YouTuberになって、「1億円プレイヤーになろう!」っていうことでですね、YouTuberになりました。〉

(2019年3月26日「【祝】里崎智也、YouTuberになります!!」より)

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