元大阪市長・大阪府知事で弁護士の橋下徹さんであれば、ビジネスパーソンの「お悩み」にどう応えるか。連載「橋下徹のビジネスリーダー問題解決ゼミナール」。今回のお題は「後継者としての心構え」です――。

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2022年12月16日号)の掲載記事を再編集したものです。

元大阪市長 橋下徹氏
撮影=的野弘路
早稲田大学政治経済学部卒業。弁護士。2008年から大阪府知事、大阪市長として府市政の改革に尽力。15年12月、政界引退。最新の著作は『最強の思考法 フェアに考えればあらゆる問題は解決する』(朝日新書)。

Question

偉大な政治家や財界人の逝去が続いていますが

2022年を振り返ると、政治家では2月に石原慎太郎元東京都知事が亡くなり、7月には安倍晋三元首相がテロ事件で命を落とし、京セラ創業者の稲盛和夫さんら経済界のリーダーたちも相次いで鬼籍に入りました。ロシアによるウクライナ侵攻や世界的なインフレ、エネルギー危機が起きているなかで、カリスマたちの「次」を担う世代はどういう心構えを持ったらいいでしょうか。