当日誘われた場合には、迷いを見せない
もし、仕事終わりに「これから軽く行かない?」と当日に誘われたとき、突然だと、「え、今日ですか……えっと……」と、どう断ろうか、まごついてしまうことがあります。しかし、ここで断る理由を探す様子を見せてしまっては、いい印象は与えません。
そこで、慌てて断るのではなく、おすすめなのが断る前に会話を挟む方法です。
例えば、「これから軽く行かない?」と誘われたら、オウム返しで「これから軽くですか」と明るくあいづちをうちます。そして、「そうですか、お誘いありがとうございます。せっかくですが」と丁寧に感謝とクッション言葉を入れます。それから、「すみません。今日、予定があるんです」「家族と約束があるんです。また誘ってください」。
「最近、体調不調で、お酒控えているんです。申し訳ございません。ぜひランチいきましょう」などと、落ち着いてお断りの意思を伝えましょう。
たかが飲み会、されど飲み会
職場で一目置かれるビジネスパーソンは単に仕事の能力が高いだけでなく、ビジネスマナーを心得つつ、言いにくいことでも周りに気持ちよく伝えるという印象の人が多いでしょう。
「智に働けば角が立つ 情に棹させば流される 意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」と文豪、夏目漱石も記しています。仕事を円滑に進めるためには、人づきあいを上手にとることも必要。たかが飲み会の断り方かもしれませんが、周りを嫌な気分にさせずに、自分の意思を伝える「断り方」も大切です。無理して飲み会に参加してストレスをため込まないよう、上手な伝え方を活用しましょう。