牽強付会といわれそうだが、メーガン妃が女優として有名になったのは、テレビドラマの『SUITS』だったが、彼女の役は「パラリーガル」なのである。試験が苦手で司法試験を受けないが、調査をやらせれば弁護士事務所随一の美人でセクシーな女性だ。

彼女は実人生でも、女性の人権問題やアフリカ支援の活動などをしてきているから、パラリーガルを演じることで、社会を見る目にさらに磨きがかかったのではないだろうか。

小室圭も日本でパラリーガルをやりながら、弁護士資格を取ろうと勉強していた。ニューヨークのロースクールへ入り、この夏には晴れて弁護士になるといわれている。

世間にいいたいことは山ほどあるはず

そうした人間から、今の皇室はどう見えるのだろう。英王室以上に古い体質をそのまま残した“因習”の総本山のように見えるのではないか。ニューヨークにいればなおさらのことであろう。

日本古来の伝統を守り、天皇は日本国民統合の象徴であることは認めながらも、改革の余地はあると考えているのではないか。

“平民”として初めて皇太子妃になった美智子さんが受けたといわれている、宮内庁でのいじめに近い処遇や、嫁姑問題。

雅子さんは、子どもがなかなか生まれないことで周囲に責められ、皇太子(当時)が「雅子の人格を否定するような動きがあった」とまで会見で発言する事態になったこともあった。

そして、母親の元婚約者との金銭トラブルがきっかけとはいえ、プライバシー侵害といえるような母親と自分に対する報道と、それを鵜呑みにして、自分の人格を疑い、結婚反対をいい募る世間に、いいたいことは山ほどあるはずだ。

弁護士資格を取得してもニューヨーク州の中だけでしか働けないようだが、一法律家として、日本の報道にものをいうことはあり得るだろう。

皇籍離脱、米国移住、そして…

これまで皇室の女性と結婚した男性たちは、皇室側が人選をして、ふさわしいと思う人間を選び、結婚をさせてきた。

だが、秋篠宮夫人・紀子さんと秋篠宮は学習院大で出会い、大恋愛を経て結婚した。紀子さんが表立って何かをいうことはないが、身内や職員に対してははっきりものをいうことで知られる。

まして、眞子さんと小室圭は、国際基督教大学で初めて知り合った“完全自由恋愛”である。眞子さんが皇籍離脱をして、1億4000万円といわれる一時金を放棄して小室圭と結婚すれば、2人が住むのは、ヘンリーとメーガンも選んだアメリカになるはずだ。