糖尿病は“国民病”とまでいわれるほど患者の増えている病気で、患者・予備軍を合わせると1620万人時代となった。どんな病気かを説明すると、糖代謝の異常が引き起こす病気といえる。

食事で摂った糖質はブドウ糖という形で小腸から吸収されて血液中へ。これが血糖である。血糖は体中の組織に運ばれて全身のエネルギーになる。が、このときに血糖だけでは細胞の中に取り込まれない。膵臓から分泌されるインスリンというホルモンが必要になる。ところが、糖尿病の人の場合はインスリンが充分にでなかったり、作用が充分でないために、血液中に血糖があふれてしまう。だから、血糖値が高いのである。

糖尿病は早期ではなにも症状がないのでほうっておく人が多いが、進行するとさまざまな合併症を引き起こす。実は、糖尿病は、病気そのものよりも、その合併症が恐ろしい病気なのである。