天ぷらなど脂っこいものを食べたり、食べすぎたりしたときに、喉からみぞおちにかけて焼けつくような感じがする症状が胸やけである。一過性のものと思ってあまり気に留めない人が多いが、この症状が長引いたり、回数が増えると、食道粘膜に炎症や潰瘍を起こす「逆流性食道炎」になってしまう。

最近、この逆流性食道炎の患者数が増えており、大変な注目を集めている。どのくらい増えているのか。30年前は上部消化管内視鏡検査を受けた人のうち逆流性食道炎の患者は5%程度だったのが、今では30%弱になっている。それらの患者には治療が勧められているが、それは放っておくと手術が難しい食道がんにも結びつくからである。