「涙液分泌減少症」とか「乾性角結膜炎」と呼ばれていた疾患が、どのようなものかご存じだろうか。1980年代後半から一般に浸透した「ドライアイ」がそれである。ただ今、患者は1000万人とも、それ以上ともいわれている。

ドライアイであれば、患者は「眼が乾く」を主訴として眼科を受診しそうだが、実際にはそういった患者は少ない。多くは「眼が疲れやすい」という眼精疲労を訴え、この中の60%の人がドライアイと診断されている。そのほか、「眼がゴロゴロする」「眼が痛い」「眼が赤い」「なんとなく不快感がある」「光を見るとまぶしい」、そしてついに「眼が乾いた感じがする」の症状が出てくる。