安倍のコロナ対策はもはや人災

ジメジメとした湿気にうんざりとした日々から解放され、ようやく梅雨明けを迎えて夏本番を楽しめるかと言えば、今年はそうはいかない。雨の降る日は天気が悪いという言葉の通り、安倍晋三政権の無策が国民を憂鬱な気分にさせている。

COVID-19予防のプロモーションビデオが流れる池袋の画面
写真=iStock.com/Fiers
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菅義偉官房長官肝いりの観光需要喚起策「Go Toトラベルキャンペーン」の開始後、全国の自治体では新型コロナウイルスの新規感染者数が軒並み急増。PCR検査数が圧倒的に多い東京都のみならず、大阪府や愛知県、福岡県などで1日あたりの新規感染者数が過去最多を更新した。東京都と都民さえ除けば「キャンペーンは問題ない」として感染再拡大期に強行したのが完全に裏目に出た格好だ。国主導で観光や旅行を推奨したにもかかわらず、お盆や夏休み期間中の帰省については自粛すべきか否かで迷走する無茶苦茶ぶりで、もはや日本の「コロナ狂騒曲」は人災であるとの声も漏れている。