「女子アナ」らしからぬ女性のアナウンサーがいる。テレビ朝日の元プロデューサー鎮目博道氏は「その代表格がテレ朝・弘中綾香だ。その姿勢は、命懸けで『女子アナ』を目指してきた人とは正反対。そこがウケている」という――。
テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー=2018年6月2日、東京都港区
写真=読売新聞/アフロ
テレビ朝日の弘中綾香アナウンサー=2018年6月2日、東京都港区

弘中綾香は「ニュータイプ女性アナ」である

「上智大学が今年からミスコンを廃止する」という報道が、先日話題になった。上智大学のミスコンは、数々の有名「女子アナ」を輩出している。上智に限らず、さまざまな大学のミスコンが「女子アナ」の登竜門となり、ミスコンイコール女子アナという式が成り立っているイメージは強い。

そのミスコンが、次第に逆風を受けることが増えた。上智大学のミスコン廃止は、言ってみればその象徴的な出来事かもしれない。廃止まではいかないまでも、ルッキズム(外見至上主義)やフェミニズム的見地から、ミスコンは批判の矢面に立たされることが多くなってきている。

そして、ミスコンとまるで歩調を合わせるようにして、いわゆる「女子アナ」のあり方がいま変わろうとしていると私は思う。これまでのタイプには当てはまらない、いわば「ニュータイプ女性アナ」が生まれつつある。私はその代表選手は、テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーだと思う。

局アナでありながらラジオ番組に出演したり、歯に衣着せぬその毒舌ぶりが話題になったり、そしてジャニーズJr.主演のドラマへのレギュラー出演までもが決まった弘中アナ。しかし私が弘中アナのことを「ニュータイプ」だと思う理由はそこではない。