安めぐみ

1981年、東京都生まれ。グラビア、バラエティなどで幅広く活躍。結婚したい女性タレントランキングで1位に選ばれるなど、おっとりとした雰囲気の癒やし系タレントとして人気を集めている。近年はドラマや映画など仕事の幅を広げており、4月11日よりスタートするTBSドラマ『ハンチョウ～神南署安積班～シリーズ4』や、映画『阪急電車』（4月29日より全国ロードショー）などに出演。写真集『内緒』、フォトエッセー『まるでいこう』も好評。趣味は音楽鑑賞、水泳。ペットはうさぎのミミ。

 

食べることは一番のストレス解消法です。大人げないですけど、お腹が空くと無口になってしまうこともあるくらい。一番好きなのは和食です。ご飯とお味噌汁と焼き魚、みたいな家庭的でホッとできる献立がいいですね。外食も好きで「ぐるなび」なんかで口コミをチェックしていろんな店に行っています。少し前はラーメン屋さんにも、よく一人で行ってましたね（笑）。

昔から食べることは好きだったのですが、料理を始めたのは少し遅めの25歳。あるとき、自分の体を作っている食べ物に対して、あまりに無頓着に選んでいることに気がついたのです。それまでは料理の基本も知らず、自炊するのは焼きそばくらい。「お嫁さんにしたいタレント」に選んでいただいたのに、イメージとかけ離れているとも言われて一念発起、料理教室に通い始めました。今ではロケ現場にお弁当を持参することもありますし、家で土鍋でご飯を炊いたりもします。土鍋は火加減調節が必要だったり、保温できなかったりと面倒なことも多いですが、オコゲもできて、とても美味しいんですよ。テレビ番組でも以前は下手な腕前をいじられる役だったのが、先日は私が考案した肉じゃがオムライスをプロの料理人に褒めていただき、嬉しくて泣いてしまいました。

今、バラエティだけでなく演技にも挑戦していますが難しいですね。私はグラビアもバラエティも慣れるまでに時間がかかりました。特にバラエティでは、話す内容はもちろん、スピードやタイミングがわからず、事務所の社長に怒られてばかり。やることなすこと空回りしてしまい、「もうやめたい」と追い詰められたこともありました。

ただ、試行錯誤するうちに、昭和っぽい雰囲気や反応の遅さなどを周りの人たちが個性として面白がってくださり、自分のスタンスが見えてくるようになりました。今は、演技も含めて、マイペースで細く長く仕事を続けていければと思っています。

料理の腕前は上がったものの、振る舞う機会はあまりなくて。昔から結婚願望は強かったのですが、そろそろ三十路です（笑）。好みのタイプはタフでへこたれない、生命力の強い人。特に何かに打ち込んでいる姿に惹かれます。仕事でしっかりと自分の意見を言える人は素敵だなと思いますね。そしてもちろん、食べることが好きな人がいい。そんな人に手料理を振る舞えるようになりたいと思いますが、残念ながら、もう少し時間がかかりそうです。