「#大村知事のリコールを支持します」
全国的に暑い夏になると予想される今年は、例年にはない大きな熱量が加わりそうだ。保守系の著名人らが愛知県の大村秀章知事に対するリコール(解職)運動を今夏にスタートするが、これに新型コロナウイルス対応で人気が上昇した吉村洋文大阪府知事(日本維新の会副代表)が“参戦”しているためだ。なぜ他県知事のリコール活動に口を挟むのかという疑問はともかく、コロナ危機下で長い自粛生活を余儀なくされてきた人々が緊急事態宣言の解除後に放つ熱量は大きく、すでにネット上は「お祭り」状態にある。「腹黒い」と自認する吉村知事の視線の先には何があるのか。
「#大村知事のリコールを支持します」「#大村知事のリコールに反対します」。今月初め、ツイッター上には2つのハッシュタグが現れ、トレンド入りした。双方の支持者によるネット上での戦いは激しさを増しており、それは「大阪・吉村VS愛知・大村」の様相を見せている。
発端は、昨年に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」だった。