未曾有のコロナ不況が日本を襲う。リストラが始まり、市場は大荒れ。あなたはどうする。どうやって生き延びる。

日本経済に何が起きているのか

2020年、華々しく東京五輪が開かれるはずだった日本が、新型コロナウイルスの蔓延でこれほど悲惨な状況になっているとは、誰が予想できたであろうか。外出自粛による消費減退、インバウンド消費の消滅で、ありとあらゆる業種に影響が出始めている。一部企業では従業員のリストラも始まっている。

(写真左から)経済学者 竹中平蔵氏、内閣参与 飯島 勲氏、アナリスト 馬渕磨理子氏、投資家・評論家 猫組長(菅原 潮氏)
(写真左から)経済学者 竹中平蔵氏、内閣参与 飯島 勲氏、アナリスト 馬渕磨理子氏、投資家・評論家 猫組長(菅原 潮氏)

「今回の『コロナショック』には大きく疫病そのものの恐怖と、経済的なダメージに対する2つの恐怖がある。前者については未知としか言いようがないが、後者については断言できる。1929年からの世界大恐慌と同様のショックが起きているのだ。経験した世代が存在しないということで、リーマンショックが比較例になっているが、それはとっくに超えていると私は考えている」

投資家・評論家の「猫組長」こと菅原潮氏は、プレジデント誌(2020年5月1日号)にてこう述べた。また、内閣参与の飯島勲氏も今回の危機を以下のように解説する。