アメリカではヒヨコがバカ売れ騒ぎに
新型コロナウイルス騒動で、全世界で買い占め騒動が起きています。多くの人が知る共通の買い占め品としては、「手指消毒液(アルコール)」「マスク」「食料品」などが挙げられます。しかし国によって、不思議なものも買い占められています。コロナ禍に端を発する世界的に不安な心理下で、人々は何を求めているのでしょうか?
まず、米国では「ヒヨコの爆買い」が起きています。
3月28日付の米ニューヨーク・タイムズ紙の記事では、米・アイオワ州にある、孵化施設のトム・ワトキンス副社長の話してとして「人々はトイレペーパーを爆買いしたように、チキンを買っていっている」と紹介しています。同施設では4週間ほどは品薄状態が続く見込みだといい、買い占め騒ぎとなっています。ニューヨーク・タイムズはこの現象を以下のように説明しています。
「人々は厳しい局面におかれると『鶏』が欲しくなるようだ。ヒヨコの売り上げは、株式市場の低迷しているときや、大統領選挙の年にも上昇する」
多くの日本人にとっては、「厳しい局面になると『鶏』が欲しくなる」というその心理を不思議に思うかもしれませんが、4年に一度の大統領選挙の年にもヒヨコの売り上げが上昇するということから、アメリカではそこまで珍しい話でもないようですね。