確率論で攻めよ! 狙い目はパート2と5だ

学生時代から英語が苦手だった人を含め、これまで大勢の人に英語の指導をしてきた私の経験からすれば、試験勉強を1カ月もやれば、余裕で300点を獲得できると断言できます。

テスト
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TOEICテストは合計200問、990点満点のテストですが、すべて選択問題です。仮に設問がすべて4択として、全問で「A」を選べば、それぞれ正解になる確率は25%です。この確率ってかなり高いと思いませんか。まずは自分の実力で解ける問題をできるだけ増やし、実力以上の設問はこの確率に運を任せてしまいましょう。

TOEICテストの設問は、7つのパートに分かれていますが、そのなかのパート2と5が狙い目です。

なぜなら、パート2はリスニングの応答問題ですが、質問が短く、答えの3択の違いもわかりやすいのです。唯一の3択なので、直感で選んでも正解する確率は3分の1に跳ね上がります。パート5は、短文の穴埋め問題でパターンが決まっており、名詞と動詞、現在形と過去形の違いなどがわかれば、簡単に正答を導き出せます。