要注意なTOEICの頻出語

500点レベルで伸び悩む方の特徴として、まずTOEICに対する知識不足が挙げられます。このレベルの方は、英語に対する苦手意識はそれほど高くないはずですが、それでもTOEICに関して言えば、まだ「初級者レベル」であることを自認して学習に取り組みましょう。

英語の研究
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残り1カ月の勉強では、この試験の全体像を確認することからスタート。600点向けの総合対策本を一冊ざっと目を通し、「頻出の出題パターン」「目標正答数」「適切な時間配分」といった基本情報を確認し、自分の苦手エリアをチェックします。英語が苦手な方なら拙著の『はじめてのTOEIC L&Rテスト とれるとこだけ3週間』がお勧めです。

同時に、語彙力強化を図りましょう。ポイントは3つ。①「聞いてわかる語を増やす」。たとえば「label」は「ラベル」ではなく、英語では「レィボゥ」のように聞こえます。②は「TOEIC頻出語を覚える」です。「wheelbarrow」は工事現場などで使う「手押しの一輪車」のことで、写真描写問題に頻出です。③は「TOEIC的な意味を追加で覚える」。たとえば「benefit」は「利益、恩恵」に加え「諸手当・福利厚生」という意味も覚えることが重要です。