枕は頭の下ではなく顔の両脇に

タオル枕を使わずにいられるようになったら、今度は顔の両脇に、肩幅程度のタオル枕を置くようにしてください。これは、入眠後に左右へ寝返りを打ったときに、枕がないことで肩幅のぶんだけ首が曲がり、頸椎に負荷がかかるリスクを避けるためです。また、肩が巻き肩になるリスクも、かなり防ぐことができます。この方法は、「どうしても横向きでないと眠れない」という人にも有効です。

もし、この方法がうまくできなければ、頭~両肩~肩甲骨までを乗せられるぐらい大きく、柔らかい枕を使う手もあります。こうした枕で寝ると、胸椎が若干丸まってしまいますが、高い枕を使うよりはストレートネックや巻き肩の対策になります。ただし、枕なしのほうが断然有効であることは、忘れないでおきましょう。

【関連記事】
「80歳でも筋トレをするべき」といえる科学的な理由
運動不足が「死に至る病」であることを証明する科学的根拠
病院でいい治療を受けるため「避けたほうがいい」言葉遣い
「週末は長めに寝てしまう人」の脳や体は危険な状態にある
柔道選手の減量法には一般人向けダイエットのヒントが詰まっている