早稲田の学生をカモにする方法

飲食店舗や講演会の集客方法といえば、フェイスブックやツイッターなどのSNSを駆使するケースが主流となっているが、スマホ普及率が8割を超えるこの時代に極めてアナログな方法で人集めに成功している人物がいる。

山田氏(左)「相手のYESの意思を引き出すまでがビラ配りだ!」

「必要な時間は3分。居酒屋の客引きから、講演会の集客、SNSアカウントのフォローまで。私にとって、お客様を呼ぶ方法は1つだけです」

そう語る山田直美氏の集客手段は、なんとビラ配り。現在、企業向けにビラ配りの方法をコンサルティングする彼女は、たった1人で自身が経営する大阪・梅田の居酒屋に1年間で5000人の集客に成功した「浪速の集客女王」だ。その手腕を活かし、現在は、リラクセーションサロンを含め3店舗を経営し、美容室や飲食店向けにビラ配りの方法をコンサルティングするほか、セミナーの集客代行などで、年商は1億円ほどだ。

「正解がわかれば、もっとも効率がよいのがビラ配りなんです」と山田氏。

その方法は、ビラ配りの常識を覆す手法の連続だった。

「ポイントは大きく3つ。店舗に来ていただくお客様でも、セミナー集客でも、ビラ配りの正解は一緒です」

1つ目は「お客様の気分を考える」。