自慢話ではなく、失敗談で相手の心をつかめ

「話がつまらない人の典型は、自分の話ばかりする人。中でも最悪なのが自慢話ですね。大昔の自分がやった仕事とか、今と何の関係もない。

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ほかにも多くの人が無意識でやっているのが店自慢。『あの店、ワインがすごくおいしかったよ』と言われてもね。あなたが奢ってくれるんですかって話ですよ」

のっけから辛口で「話がつまらない人」にダメ出しをするのは『奇跡体験!アンビリバボー』をはじめ、笑いあふれる人気テレビ番組を手掛ける放送作家の野呂エイシロウ氏だ。PRコンサルタントとして、企業の商品やサービスを一般の人に「おもしろそう!」と思ってもらえるような独自の戦略立案も行っている。

そんな野呂氏は、まず「自慢話ではなく、失敗談で相手の心をつかめ」とアドバイスする。

「ただし、謙遜のつもりかもしれませんが、失敗をそのまま垂れ流すだけだと単なるダメな人だと思われてしまう。『それ、“あるある”だよね』と共感されたり、『どんだけ勘違いしてんだよ!』と突っ込まれたり笑い飛ばされたりするような話として伝えられるといいですね」

野呂氏は、「相手がツッコミたくなるような会話の振り方が大事」と強調する。失敗談もその仕掛けの1つだ。