セックスレス、家事育児の分担、経済的困窮が三大テーマ

「セックスレス」「家事や育児への非協力」「経済的困窮」は、特に出産前後のタイミングで紛糾しやすい問題のトップ3だ。角度を変えて考えれば、いずれも夫の行動次第で深刻な問題にいたらない可能性も高いと言える。

セックスレスについては、女性の心身に出産がもたらす影響について理解しておく必要がある。

家事や育児については、できれば出産の前に「できること」「できそうなこと」「できないこと」を話し合っておくのが理想。出産後でも夫婦がお互いに無理なく納得できる範囲でルールを決めておきたい。

経済的困窮も、現実的な計画を立てることで回避できる問題だ。毎月の収入と支出を数字で出し、お互いに可視化することで、「どのくらい不足しているか」を把握できるようになる。その後、不足分を補う方法について検討すると、おのずと生活をあらためる必要があることに気づくはずだ。

産後クライシスは向き合い方次第で、夫婦の危機にもなれば絆を深めるチャンスにもなるもの。力を合わせて乗り越えた先に、さらなる幸せが待っていることはたしかなのだから。

【関連記事】
帰省中に「妻が不機嫌」になる本当の理由
看護師の妻と暮らす夫は最強の「勝ち組」
「育児中だけ仕事を辞める」の恐るべきリスク
6000万タワマン族"ほぼ赤字家計"の末路
妻が"寿退職→専業主婦"は「億」で損する