AV業界は今空前の超熟女ブーム。以前の熟女モノは、せいぜい30代前半の女優が人妻などの設定で演じていた。ところが昨今は本物の熟女、熟々女がデビューする。AV愛好家の年齢が上がり、女優の意識も変わったのだ。生涯現役、死ぬまでセックス、これはもう当たり前なのかもしれない。

「感じなくて、演技でやるコは、長続きしません」

セックスは好きです。アダルトビデオは以前から見ていて、役者にも興味があったし、池袋で知ってる人から「どうですか」と誘われて。事務系の仕事は今も続けてますけどね。

やってみて意外と台詞が多くて、それが難しかったです。設定はもう決まっていて、「この人が今日お仕事する方です」って紹介されて、息子役の若い人に「よろしくお願いします」と挨拶して始めました。

還暦で、AV初撮りだから、最初はけっこうドキドキしてましたけど、実際始めると、自分の素が出るというか(笑)、けっこうわたし、あがらないんです。試験や検定でも、通常以上の力が出るほうで、AVのお仕事もあがるんですけど、それを超えちゃうとしっかりできるってことがわかりました(笑)。

あまり白々しいことはしたくなくて、撮影中も本気になって、いつも以上に感じちゃいました。指先まで快感を伝えられればと思ってたんですけど、男優さんにお任せして、脚を上げてとか言われ、そのとおりにやってたらね……。感じなくて、演技でやるコは、AVは長続きしないみたいです。

「どっちも感じるんですけど、違う感じ……」

息子役の若い人は、優しかったです。そのあと、年配の長年やってる人も、すごく優しく接してくれました。もう1人もまた若い人で、結局3人で絡んで、ふふふ、感じちゃいました。AVのお仕事で感じるのと通常のセックスで感じるのとでは違います。どっちも感じるんですけど、違う感じ……。

あ、今は1人です。付き合っている人は2人います。え、AV出演はバレないかって? バレました。そんなにバレないよって聞いてたんですけど、一緒にネットを見ていたら、何気にその画面を出されて(笑)、あ、ヤバい、見てたんだって。もう1人は知らないと思います。

やってみて嫌じゃないとわかったので、できるところまではやるつもり。2、3カ月前に76~77歳の人がデビューしたそうです。すごいですよね。わたしもそこまではできるかわかりませんけど、50代の半ばまでバレーボールをやっていて、体にはある程度自信があるし、今はヨガを自分流にやって柔軟性を保ってます。撮影は長時間いろんな設定でやって、重労働ですし、本気で感じると疲れます。

「SMモノとかの危ない、際どいのは、ちょっと…」

これから頑張って、台詞がうまく言えるようになるとイイなーって思ってます。でも、SMモノとかの危ない、際どいのは、ちょっとどうかと。それをしちゃうと最後じゃないかなって。スタッフが、「すごくエロかった。興奮した」って後で言ってくれたのが、わたしでもいいんだとうれしくて、やりがいを感じちゃいました。

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(構成=野口 均 撮影=小川 聡)