雑誌「プレジデント」(2018年10月15日号)では特集「ビジネス本総選挙」にて、仕事に役立つ100冊を選出した。このうちベスト10冊を順位ごとに紹介する。今回は第8位の『7つの習慣』。解説者はフランクリン・コヴィー・ジャパンのブライアン・マーティーニ代表取締役社長――。

自分の葬式の出席者を想像する

7つの習慣』と出合ったのは22歳のころです。私は日本で2年間、ボランティアで宣教師をしたあと、アメリカに戻って大学に復学。将来についてはまだ何も決まっていなくて、これからの生活をどうしようかと考えているタイミングでした。英語版は1989年が初版です。じつは私の母は本が出る前から「7つの習慣」セミナーに出席していました。その点にも背中を押され、いまの自分に合う情報が書いてあるのではないかと手に取りました。

一読して印象に残ったのは、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」のミッション・ステートメントのつくり方。自分のお葬式を想像して、参列者の記憶にどのように残りたいのかを考えようというアドバイスが載っていました。自分の生き方は自分で変えることができる。そう気づいて、勇気をもらえたような気がしました。

また同時に、目指すべき目標もできました。著者のスティーブン・R・コヴィー博士は、研修を行うコヴィー・リーダーシップセンターと、プランナー(手帳)を提供するフランクリン・クエストという会社をつくっていました。私はもともと人の役に立つ商品をつくる会社で働きたいと考えていたので、『7つの習慣』を読んで、この2つの会社で働くことが目標になりました。